いつもテレビで見るウクライナとかイスラエルの話。
どうも日本という国はアメリカ寄りではあるので、善悪が本当に謎ではある。非常にバランスが良くない。
例えば、ウクライナの戦争。もちろん、ロシアが始めたのは悪い。
でも元はと言えば、NATOにウクライナが加盟するとかでロシアを煽ったことから始まったことで、アメリカとゼレンスキーも悪い。
ロシアにしてみれば、首都に直接核ミサイルを打てる位置がアメリカ寄りになれば、怖いのは当たり前である。結果としてロシアもウクライナも多くの人が死んでいるわけで、完全な政治の失敗、外交の失敗である。
鈴木宗男が勝手にロシアに行って、日本維新の会を除名されたこともそうだ。
冷静に考えてみれば彼の地元の北海道はロシアの目の前にあって、もし戦争が始まればとりあえず北海道に戦車と戦闘機が乗り込んでくるわけである。こうやって見ると、イカれた戦争擁護の親露派というよりは、一種の合理性が感じられてくる。
本土の関西人にはなかなか理解し難いこともあり、除名されてしまったわけだが、恐らく彼は次回も選挙は当選するんだろうと思う。
まぁ、そんなわけでイスラエルも相当やっている。
元々アラブ人が普通に暮らしていたのに、あの場に国を持たないユダヤ教徒がやってきて、勝手にユダヤ人だと名乗り、勝手にユダヤ人の国を作ったのである。
しかも入ってきてそうそう、欧米の金と技術を使って戦車を走らせて一気に占領したわけである。中東戦争が終わったあとも入植という名目で徐々にパレスチナの面積は減っている状況下、パレスチナの先住民から見たらどう思うのだろうか?と考えてみてほしい。
例えば、急に日本の大阪あたりに、チベット人がやってきて建国を宣言し、中国が大量に兵器を持ってきてそのあと日本の大半を占領して、関東と沖縄だけが日本となったら・・・?
ここは歴史的にチベット人の国だと急に主張し、それに抵抗したら独裁者だ、ヒトラーだ!などと言われ、挙句海上封鎖をされて物資の移動が難しくなったら、どう思うだろうか?実際にそういうことがイスラエルでは行われているのである。
ユダヤ人の国が欲しいとの主張はわからないでもないが、それにしたって残りのパレスチナ人を全員殺す勢いで戦車を走らせているのは、やはりやりすぎである。
どうも最近はこうした国際情勢のバランス感をテレビやネットからとるのは難しくなっている。テレビもそうだが、ネットもよくよく考えればウインドウズとグーグルなんてアメリカ企業だから、西寄りになりがちである。
日本はウクライナの様にやり方を間違えないようにしていただきたいものである、今の絶妙な中国との関係が、ギリギリで平和を維持できていることをしっかりと理解して短絡的な煽りはやめてほしいものである。