うひょーくんのブロマガ

つまりそういうこと

37日目、マラソン

 岐阜には高橋尚子ラソンというのがある。有名なのかは知らないが13回もやっている。岐阜には大物がいないと嘆いていたが、高橋尚子という最強クラスの大物がいた!
 そんな高橋尚子ラソンハーフマラソンである。42.195kmの半分21.0975kmを走るのだ。大概マラソンはグループごとに序列があって、見ているだけでも面白い。
 まずは外国人、主に黒人系の人が先頭を突っ走る。とにかく早いし、足が長くてジャンプしているようだ。そのあと若干白人系の外国人と日系人の早い人が続く、彼らも足が長い。そして、少しすると普通の人たちが来るのだが、テレビに映りたいのかよくわからないが、ルフィやピカチュウのコスプレをしたおっさんが走る。
 その中に明らかに60は確実に過ぎているであろう爺さんが安定した走りでついていく様子もある。中には手を振って観客にアピールするものや、特定の会社の社員が集団で走っていたり、けがをして離脱するものもいる。ゴール付近で見ていたわけではないので、体調が悪い中走ってみんなに応援されながら走る英雄はいなかった。
 
 今日一番すごかったのはミニオンのコスプレをしている人である。あんな黄色いタワーで体を包んだら中はとんでもない熱気である。今日は相当日差しも強く、半分夏のような天気。恐ろしきことだ。ハンデを背負っても余裕で完走しそうな走り方で、ハンデがなければどこまで早く走れるんだろう、と驚きを隠せない。
 そう、このマラソンの恐ろしいところは走る道ではない。暑さだ。本来マラソンはもう少し寒い時期にやるものだが、高橋尚子ラソンは4月の下旬。ほぼ夏に入りかけている時期にやるので灼熱の暑さである。ちなみに道は街中を走るのでほぼ平地。橋を渡るときは坂があるが、それだけしかない。
 
 僕はマラソンが苦手だ。根本的な体力のなさももちろんだが、続ける力の弱い意志の弱い僕はすぐに挫折する。恐らく世の中のマラソンをやっている選手はやめるハードルが非常に高い。僕が、あぁ無理だなぁ、と思ってやめるそのラインは彼らにとっては日常のことである。
 とあるランニングが好きな人に
「よく、疲れるのに長い時間走ろうと思えるねぇ」
 と聞いたことがる。答えは
「疲れるんですけど、走り切った時の達成感でストレス解消になるんですよ、体が元気になって健康にもいいし一石二鳥ですね!」
 というものだった。
 「何言ってんだ。そんなのはお前だけだろ」
 と当時の僕は返したのだが、実は彼の答えには一理ある。
 まずランニングをするとよく眠ることが出来る。本当に眠れる。単純に疲れるのでぐっすりいけるのだ。更にランニングすると妙にテンションが高くなる。ランナーズハイとはまた別で、体の血の巡りがよくなって目が覚める。元気になる。すごく疲れているのに何故か気分は元気なのだ。
 
 そうわかってはいても走れないのが人間である。小さい時からの習慣というもので、走るということをしてこなかったので続けられない。こんなのは当然で、僕もこうやってダラダラと文章を書いているが、他の人から見たら
 「えっ、そんな文章ばかりずっと書いていたら逆に疲れませんか!?」
 となるに違いない。それに対する僕の答えは
 「疲れるんですけど、頭の中で考えていることが整理出来てストレス解消になるんですよ、仕事で文章作るの早くなりますし、一石二鳥ですね!」
 というものである。
 「何言ってんだ。そんなのはお前だけだろ」
 と返答があるところまで予想されるわけだ。
 ここまで書いていて思ったのだが、僕のブログは文字しかない。他のブログは写真でわかりやすく作ってあるのにもかかわらず、僕の文字ブログを読んでいただき本当に感謝している。いつもありがとうございます。おやすみなさい。