うひょーくんのブロマガ

つまりそういうこと

28日、29日目 鳥取観光を終えて、鳥取砂丘編


 朝、人気のない鳥取駅前を通り抜け。この三日間で何度も通った横断道路を通り、商店街へ。まっすぐ進んで、最後に食べたのはべに屋のカレー。もしかすると人生最後になるかもしれない、と思って二日連続で朝ごはんに選ぶ。
 歩き続けたせいで足の裏はタコだらけ。動くたびに痛みが走る。筋肉痛で太ももも痛いのだが、これらは楽しんだ勲章。感慨にふけりながら、駅の周りや商店街の様子を写真で撮った後、スーパーはくとに乗り込んだ・・・。 
 
 そんな旅の始まりは名古屋駅。姫路まで電車で移動する。仕事の疲れと寝不足の中、ほぼ始発のスケジュールで向かう。前日から鳥取砂丘直行までは決めていた。朝ごはんはこれ。誰が興味あるんだってかw



 意外と新幹線の時間は短く、姫路駅まですぐに到着。一応姫路のご当地グルメ。えきそばなるものがあるらしく、

 食ってみたのだが、とってもまずい。蕎麦という割にはうどんが細くなっただけの蕎麦とは言えない何か。そうめんにしてはつゆがぬるいので美味しくない。乗っているかき揚げは揚げたてではないのと、ほぼ天かす。つまり天かすが浮いてる細うどん。
 名古屋にも駅にきしめんがあるのだが、もう少し美味しいと僕は思います。でもまぁ、他の県民から名古屋きしめんもまずいのかもしれねえな、と客観的な目線を手に入れました。もう二度と食わん。今回の旅で最初で最後のまずい食べ物でした・・・。
 
 その後、スーパーはくとに乗車。こんな感じ↓ 

 初手コナン。椅子の頭のカバーもコナン。乗車している人も女の子が多く、僕よりもがっつり撮ってる子がたくさんいた。マジで鳥取砂丘だけ狙って観光しにいくのは僕だけなんじゃないか、とも思った。
 さて、まだ鳥取にすらついていない僕。スーパーはくとは1時間半ぐらい乗った。寝不足だったので半分ぐらい寝ていた。夢うつつの中で、ドアの上の電光掲示板で周辺の観光案内の文字が流れていたのをうっすら見た・・・。
 気づけば鳥取に到着。第一印象は普通の町。周りは山。海沿いの町とはいえ、海は見えない。階段を降りて、外へ出る。なんと鳥取は自動改札ではない。未だに係員がもぎっているのは衝撃的だった。
 さて、鳥取砂丘へ行こう。そう思って、鳥取駅を出てバス亭へ移動。時刻表を見ると次のバスまで40分はかかるとのこと。困った。ホテルは1泊分しかとっていないので、早くしないと回りきれない。交通手段を捜す。タクシーは・・・高い。たくさん待っているが、使いたくはない。結局レンタサイクルを利用することにした。
 電動自転車は1日1,000円、18:30まで借りられるとのこと。おじさん曰く今年の4月から新しいのに変えたらしい。そんな綺麗なものを使ってしまって逆に申し訳ないと思うぐらい、良いものだった。ついでにおじさんは非常に親切に鳥取砂丘までの道のりを教えてくれて、更にその先にある松林、日本海が見渡せる温泉も教えてくれた。第一村人は非常に良い人だった。

 おじさんに教えてもらった通り、商店街を突き抜けて鳥取県庁へ向かう。人口減少が止まらない地域と言われているだけのことはある。岐阜の駅前はほとんどテナントが埋まっているのだが、鳥取の場合はすぐ近くのビルでさえスカスカ。これが日本の本当の「地方」なのか、と問題意識が芽生えてしまった。
 ちなみに道中は石破茂だらけ。石破茂のポスターが張り巡らされており、極めつけはこの石破茂事務所。さすが石破王国である。他の政党のポスターはほとんど貼られていなかった。ちなみに岐阜は野田聖子王国だが、野田聖子のポスターはほとんどない。

 鳥取県庁を左折。まっすぐ行くと日本海テレビのテレビ局があった。あとで知ったのだが、日本海テレビは岐阜でいうと中京テレビぐらい、日テレ系列の局らしい。さっきのテナントと比べて本当に立派な建物だったので、なんとも違和感があった。
 テレビ局の奥の大きな交差点を右折。北へまっすぐ進む道中、路上駐車していちゃついているカップルがいて、通りにくかったのだが、向こうから「すいません」と一言謝罪の言葉があった。
 更にまっすぐ進むと坂へ。そしてトンネルへとつながっていた。短いトンネルを抜けたあと、ついにわずかに鳥取砂丘が見える場所に到着した。おじさん曰く、西側から入るルートと東側から入るルートがあり、普通は東らしい。なので、指示に従って坂道を下る。その時の坂がこちら。

 よく見るとこの低い木が、岐阜では見ないのと、歩道が整っている。サイクリングすると気持ちがよさそうだったので撮影した。いつもの僕とは違う、自然を愛する余裕を持った感覚が生まれつつあった。
 そこから更に交差点につきあたり、左折。真っすぐ坂を登るとついに鳥取砂丘があった・・・。駐輪場がちょっとわかりづらかったが、観光案内所の人に聞いて停めた。やっぱり借り物だと変なところに停めづらいよな。
 

この階段を上ってから坂を下り、

オアシスへ。周りの人はあんまり興味なさそうだったが、このオアシスが綺麗なんだ。湖の様に見えて、実はめちゃくちゃ底が浅い。入ろうと思えば入れるのだが、ここまでくると芸術の域。むやみに入って汚したくないとの気持ちが強くて入らなかった。てかそもそもこの水どこから流れてんだ。ずっと水の流れがあるんだよね。普通の池とかなら流れてはいないはずなんだけど。

思ったより砂漠。

とはいえ、狭いので丘を登ると

 こんな感じ。砂丘の端っこで寝転がってるガチ砂丘ラーもいた。
 ただの砂場じゃん!wという人も多い鳥取砂丘。実際僕もそう思っていたのだが、行ってみると結構良い。丘を登る時には砂で足が沈むので全然登れなくて、VIVANTで砂漠の中主人公が死にかけてるあれのイメージがよくわかった。
 あと人の足跡がついてないところはやっぱり綺麗。風紋というやつらしいが、自然に感動しないことで有名な僕も流石に良いなぁと思った。
 手つかずの自然みたいな、そういうのってあるんだよ。人工物だらけの世の中で鳥取砂丘ってのは綺麗だった。あまりに綺麗なので、綺麗なところを歩くことに抵抗がすごくあって、出来るだけ足跡の上を踏むようにして外に出た。
 らくだはチラ見にとどめました。そんなわけで次は風呂と港へ行くのだが、もう力尽きたのでまた明日以降。