うひょーくんのブロマガ

つまりそういうこと

柿の種の話

亀田といえば、「柿の種」。あのサクサクでピリ辛のあられに、ピーナッツが組み合わさった銘菓である。一度食べれば、忘れられない食感だ。つまみとしてもいいし、普通のお菓子としても合う。MYお菓子ランキングでは常に上位を争っている。
 なぜ、今になって柿の種なのか?ネタがないからだ。それで、部屋に散乱していたゴミの中でたまたま袋を見つけたので、書いている。
 思えば、僕は昔、甘いお菓子が嫌いだった。代わりに柿の種を始め、ポテチとかゲソのようなお酒とも合うようなお菓子が好きであった。一応断っておくが、ゲソも駄菓子屋で売っていたからお菓子である。こうした好みは、祖父と父の影響である。
 祖父は酒好きで、つまみが大好きであった。正月やお盆に行くと、干しイカ一匹をくれるのを楽しみにしていた。頭の三角のところと、顔と足が美味しかった。胴体は不味かったので、いつも最初に処理していた。
 僕の性格のいくつかは、祖父から来ている。特に厄介なのは頑固であること。祖父から父へ、そして僕に受け継がれしまった。次に何かを作るのが好きなこと。祖父は大工をやっていて、その影響を間接的に受けているに違いない。そして、金遣いの荒さ。死んだあと、大量の借金が残って相続放棄したらしい。これで銀行員とは、自分でも信じられない。
 そんな祖父は死ぬ最後まで、僕が政治家になるものだと信じていた。大学で政治経済学部に入っていたからである。頭のいい孫に、いつも期待してくれていたのである。お年玉もいつも弟より多かったし、食事に連れて行ってもらう時も、僕と父を含めた三人で行くときが多かった。いろいろあったかもしれないが、僕にとっては素晴らしい祖父であった。
 果たして今、僕はその祖父の期待に応えられているだろうか?政治家にはなっていない。金がもらえるというだけで、銀行員になってしまった。退屈のあまり、活力は失われ、いつも陰鬱な気分に苛まれている。毎日、後悔のブロマガを書いている。生きる意味はあるのだろうか・・・?仕事やめてええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ