うひょーくんのブロマガ

つまりそういうこと

筋トレ定例報告

筋肉が割とついてきた。最近、「え?うひょーくんって野球やってた!?w」と聞かれる。声がでかいのと、たくましい腕、広くなった肩幅。顔はインキャだが、体格だけは野球経験者である。この機に、僕のマッスルエピソードを披露しようと思う。
 僕が友達を誘ってボーリングに行った時のことだ。彼らは皆、過去に運動系の部活経験者である。僕だけがもやしっ子だったのだが、今回は筋トレのおかげで誰よりもガタイがよかった。だから、みんなよりも一回り重い球で勝負に挑んだ。
 成果はあった。今まで持ち運ぶのすら苦痛だったボールが軽く感じられた。誰よりも重いものをもっているのに、だ。しかも全然疲れない。皆が疲れて、スピードが落ちてきている中、一人だけ余裕で腕を振り続けたのである。
 ダンベルを持つように、振り上げるときは三角筋を使い、振り下ろすときは大胸筋から上腕二頭筋を広く活用した。腕だけで振ろうとしなかった。疲れないコツだから、皆も試してほしい。
 ここまでは僕の筋肉体力自慢である。だが、インキャの期間が長すぎた。ガーターを連発して、全くピンが倒れなかったのである。スピードは悪くなかった。だが、高速でガーターに突撃するのだ。運よく当たっても狙ったところに投げられないから、スペアにならぬ。スポーツ経験がなさ過ぎて、投げ方がどんくさい。醜い。傍から見るとくねくねしているらしい。
 その後も、狙った場所に転がっていかない。少しずつ上手くなってきて、ガーターは減ったのだが、結局はまぐれ当たりだったので、スペアにはならなかった。
 ゲーム目の終盤になったころ、ようやく原因に気づいた。投げるとき、地面に近づけようとして、体が傾くのだった。さらに手を放すタイミングが分からずに、転がすというよりは落とすようになっていたのである。スポーツ経験が少なすぎて、こうした基本的な体の使い方を知らなかったのだ。
 ラオコーンうひょーの盲点である。体の形式的な美しさは増しても、動きの美しさまでは体得できていなかったのである。人生の大半がインキャだったツケが回ってきてしまった。
 これからは美しい体の動きを極めようと思う。今は美しい歩き方を心掛けている。重心を後ろにしつつ、つま先で進んでいくと非常に美しくなる。メレンゲで名も知らぬ女優が言っていたのだが、意外とうまくいく。骨盤がすっきりした気分になる。
 インキャのお前らも試してみろ。じゃあな。