うひょーくんのブロマガ

つまりそういうこと

うひょー、総選挙を語る その2

僕は安倍晋三が大嫌いだ。政策だ、と言っておきながら首相を三期続投することしか考えていない。オリンピックを終わらせて、いいイメージで終わりたいのだろう。奴の頭の中の退任会見は俺にはお見通しである。

 「あと十分で安倍総理大臣の退任会見が始まります!」
 読売、日経、毎日、そして朝日・・・。日本の記者だけではない。海外の記者にフリーランスまで、来る記者会見を待っている。安倍政権が成功したのは明白だった。カメラマンは満足気な首相の表情を撮るべく構えている。緊張した静寂が会場に張りつめていた。
 加計学園騒動があり、消費増税もあったが、アベノミクスで株価は上がり、オリンピック景気で日本経済は最高潮に達していた。
 記者会見の控室で、俺は思わず笑顔になった。党内の反発もあった。加計学園の時は、岸田が反発し始めた。石破もそれに便乗した。だが、俺は勝った。三度目の選挙の時は、小池百合子が暴れた。さすがに焦ったが、早めの解散で出鼻をくじいて勝った。勝った。勝ったんだ!
オリンピックを終えた今、俺は最高の状態で退陣するのだ。
 そう考えながら、安倍晋三は会場へと歩みを進めた。
 「安倍総理が今!入ってきました!」
 カメラのフラッシュが私を何度も照らす。
 まだだ。笑顔を見せてはいけない。最初は真剣な顔をしなければ。
 「この度、私は内閣総理大臣を辞職いたします。」
 フラッシュ音が鳴り響く。眩しいが、堪えなくてはならない。人生最高の瞬間のベストショットはここで生まれるのだ。思えば、俺の半生は酷かった・・・。大学受験に失敗し、留学に失敗し、社会人にも失敗し、政治家しかやることがなかった。名家の落ちこぼれだった。汚点だとも言われた。だが、今や新たな輝きを付け加えたのだ。誰でもなくこの俺が!
 光が止む。その場の全員が私の次の言葉を待っている、快い沈黙。会場が注目してる。視線が私に集中している。こちらに見ていない者は、耳を傾けていた。
 「私は・・・」
 戦後最長の人気を終えた安倍晋三内閣総理大臣の演説が始まった。その顔は自信に満ち溢れていた・・・。

 と、こんなところだろう。名声欲におぼれた無能の哀れな妄想である。
 だがしかし、もっと許せないのは、やはり民進党だ。まーた言ってるようひょー君・・・。と思っているかもしれない。それでもやはり許せん。左翼の票を集めておきながら、右にすり寄るという暴挙。安倍晋三は歴史類を見ない最悪の政治家であるが、民進はその支持者といっても過言ではない。頼りないけど、安倍よりはマシか・・・。という層を完全に蹴散らしたのである。誰があの政党に投票するというのだろうか。
 そして、結果的に民進の議員のほとんどは希望の党に合流できないらしい。自業自得である。まともに政策を考えてこなかったツケが回ってきたのだ。思えば政権運営も、酷かった。
政策自体は評価できることもあった。だが、小沢降ろしという愚かな政権争いをしているうちに党内は分裂。結局選挙も負け、政策実現はほとんどできなかったのだ。
 彼らのほとんどは政治ではなく、権力闘争をしているのである。そして尚悪いことに、本来の政治家の権力闘争は、一定の集団の利益を代表するはずなのだが、彼らは自分一人の利益を代表しているのである。国益には何ら影響がないのである。子どもの喧嘩と同レベルだ。奴らは見た目だけ歳をとった幼稚で醜い塊でしかない。

 そして、私は最後に言いたい。大村ァお前は何なんだ、と。皆さんは知っているだろうか?希望と維新の協力会見の真ん中にいた、グッチ雄三を不細工にしたような男を。
 彼は愛知県知事、大村である。下の名前は忘れた。奴は事あるごとに便乗してきた。橋下の時も出てきた。あの時の東京は舛添だったか、猪瀬だったか覚えてないが、どちらにせよ小池並に有名な人間だった。だが、大村、お前は誰だ?大した勢力も持たず、ただ三大都市の知事というだけで居座るとは。
 しかも今回はセンターだ。小池が左で、松井が右。小池から松井に移るときに、チラッとだけ映るポジションだ。だが、一言もテレビで報道されない。当然だ。こんな無名、報道する価値がない。お前は何なんだ。
 新報道2001で、自民党の議員に、「大村さんが出てきたのはよくわからないですねぇ」と言われていた。当然だ。間違いなく愛知県の恥さらしである。さらに言えば、東海地方の恥さらしである。河村名古屋市長のエセ名古屋弁も恥ずかしいが、こっちはもっとひどい。
 ちなみに河村が新党を作って、市議会を制圧した時もこいつは擦り寄ってきた。
 しかしこれだけ便乗しても空気である。大村死ね。

 この国は滅ぼすしかないですね。さようなら。