うひょーくんのブロマガ

つまりそういうこと

読書感想文 エラスムス「痴愚神礼讃」

こんばんは 僕です。
今、ネカフェにいます。壁薄いです。カタカタ音が外に響いているのがわかります。
ところで今回の本はエラスムスの「痴愚神礼讃」です。

おおまかな話としては痴愚、つまり馬鹿の女神が自分の素晴らしさをずっと語り続けるという形式で世の中チンパンだらけと指摘する作品です。
最初は知識人批判から始まります。
馬鹿みたいに哲学やったって、理想の知識人になったって、世の中にはなんもうけいれられませーんwwwwwww世の中馬鹿ばっかなんだから、馬鹿のほうが世の中生きていけるですよ~wwwwwwwwwっていう話。

次は教会批判。
キリスト教をまじめに崇拝して、行動すれば謙虚に金稼ぎなんかせずに、貧しい状態で生きていくので、ローマ法皇なんかは一番人生辛いはず!なのですが、女神さまのおかげで冤罪符を売ったりして裕福な生活を送れて最高だなぁ!と皮肉っています。
また、神学では訳のわからない論理をこねくりまわして、キリスト教の素晴らしさを解説している今の知識人に対して批判しています。

全体的に使い古されたお題だったのであまり面白くなかったのですが、最後の神学のとんでも理論のところは面白かったので、ぜひ読んでください。
第二弾もありますので、お楽しみに。