うひょーくんのブロマガ

つまりそういうこと

「しんせかい」読書感想文

どうも僕です
今回は芥川賞の「しんせかい」書きま~~~~~~~~すwwwwww

そうは言っても、あんまり書くことがないんだなァ
話としては、物忘れがひどくて、人と会話しながら他の事に気を取られるガイジ主人公が、元カノと別れて、俳優の道を目指すべく合宿に参加する話。
この合宿はとある俳優の大御所である「先生」が開いたもので、塾生による自給自足をしながら、役者か脚本家を目指すもので・・・・。しかも最後は夢オチ。
正直、これ以上はもう要約する気も起きない。
はっきり言って、面白くない。又吉の火花の完成度の高さがよくわかる。

風景の書き方はさすが芥川賞で、すらすら入ってきて川端康成を思い出させる、わかりやすい描写だったんだけど、如何せん主人公がガイジなのがもう無理。
コンビニ人間もそうだったけど、主人公が社会から離れて冷静すぎる。なお悪いのは、思想がない。この作者は社会に関して何も考えてないんだろうか。こういうジャンルは、さっぱり理解できない。確かに村上春樹も、思想がない感じがあるのだが、その代わり話自体に面白さがある。「しんせかい」は結局最初から最後まで話としての面白さも、思想としての面白さもない。全然引き込まれない。これは如何なものか。僕はいつも小説を読むとき、可能な限り肯定的に楽しもうとして読むのだが、今回ばかりは擁護できない。
この程度だったら、三島由紀夫のちょっとした評論を読んでる方が面白い。金返せ。
じゃあな。