うひょーくんのブロマガ

つまりそういうこと

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ヒュームは今現状、国家が存在してうまくルールを作ってやっていることから、人は本来協調的な善人だと考えた。また、アダム・スミスはシンパシーという仲間意識、同情そして共感が互いに悪事を働くことを妨げる為、平和に国を作ると考えたのだ。こうして国の正義は最小単位である人の性質に関する議論に結びついたのである。
ここまで書くと、新次郎が夜中に成長させた思考が溢れ出した。夢と現実の境で、性悪説性善説が戦いをしていたのである。20年の経験は性悪説と言った。勝敗は決まっていた。「いい人」は一人もいない。思考は過去につながる・・・