うひょーくんのブロマガ

つまりそういうこと

今日の名文のコーナー ちょっと修正

 どうも、僕です。またしょうもないコーナー作りやがって、と思ってる奴らもいることだろう。続行は、閲覧数見て判断しますね^^
 世の中、名文と呼ばれるものは多くあります。でも、その中にも序列があるんだよなぁ、やっぱ。というわけで、第一回は夏目漱石草枕」の冒頭で有名なこの文章。

 智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。


 読めないやつらのためにひらがなで

 ちにはたらけばかどがたつ。じょうにさおさせばながされる。いじをとおせばきゅうくつだ。とかくにひとのよはすみにくい

 この文章は、世の中の生きづらさを語ったものです。
 理詰めで生きていくと、人とうまくやっていけない。感情のおもむくままに生きてみると、思うように真っ直ぐ生きていけない。意地を通して真っ直ぐ生きていこうと思うけど、今度は人間関係の中で孤立する。あぁ人の世ってつれぇ・・・って意味ですわ。解説しておいて悪いが、わざと曖昧になってるからお前らの感性で意味は考えろ。
 で、どこがすごいか?
 ちにはたらけば/かどがたつ。じょうにさおさせば/ながされる。いじをとおせば/きゅうくつだ。とかくに/ひとのよは/すみにくい

 こうやって区切ると、7、5,8(字余り),5,7,5と続いてるのがわかるだろう。これが漱石の文章の特徴。内容よりも音がすごい。だから、ヤケに読み心地がいいのだ。そして、最後は7,5じゃない。7,5を三回繰り返しているから四回目はくどいから、わざと外したのだと思う。勝手な想像だけどな。
 ということで、この音の踏み方とそれに合わせるために、意味が通る言葉をちゃんと置いてきてるところが、素晴らしいのです。だって、考えてみろよ。智に働くなんて言うか?でも意味わかるだろなんとなく。情に掉させばなんていうか?でも意味はわかるだろ?そういうことだ。

 じゃあな。