うひょーくんのブロマガ

つまりそういうこと

ラーメン二郎について語る

ラーメン二郎…!そう!誰でも知ってるあのラーメン屋である!

岐阜の田舎者はほとんど知らない。だから、この話をしても全くウケない。

ジロリアンたる私は非常に悲しい思いをしている。嘆きが止まらない。二郎の街、東京から帰ってきてしまったからだ。

あの油と醤油が乳化した濃厚なスープを思い出すと涙が出てくる。乳化したスープは油まみれであるが、何故かギトギトとしたしつこさを感じさせない。まろやかという言葉が相応しい。

あの極太麺。凄まじいコシを備え、啜ると口の中で暴れ回り、食感で我々を楽しませてくれる。啜っているのにここまで満腹感の感じられる麺は二郎にしかない。太いながらも縮れたそれは、スープを逃さずたっぷり引きつける。だから、太いにもかかわらず、芯まで味が染みているように感じる。全く粉っぽさを感じさせない素晴らしい麺である。

その上に乗せられるのは大量のもやしとキャベツ。周りにチャーシューや、背脂が添えられており、全体的に深い調和を生み出している。野菜は茹ですぎないことで、シャキシャキの食感を残しており、最後まで軽快に食べきることを可能にしている。

チャーシューや背脂はボリュームで存在感を表明する。二郎のチャーシューはステーキに近い。それとご飯だけでも一食になる。量だけのことを言っているわけではない。醤油ベースの味付けが深く染み渡っており、かつ柔らかく煮てあるのだ。もちろん脂も同様である。

 

これだけのクオリティーを備えたラーメン二郎だからこそ、客はロットを気にして早く食べたりするのである。

店員が迷惑そうにするとか、遅く食べてたら注意するとか、そんなことをしているのは見たことがない。ただ、客が提供されるラーメンのクオリティーに感動して協力しているだけなのだ。私は友達と二郎に行っても、隣に座ることに固執しない。混んでいたら、空いた席から座るようにしている。残すことも少なくなる。残さないから洗うのも楽になる。

こうした無言の協力によって、回転率が上がり、量を提供しても利益が出るのである。ラーメン屋、いや、飲食店の理想形と言っても過言ではない。

 

そんな私の二郎完食のコツを伝授しよう。もやしから食べるのはビギナーである。

チャーシューと麺を先に食べるのがベテランだ。この二つは充実した食感を生み出す二郎の要であるが、終盤満腹の時には凶器となる。だから、楽しめる空腹のうちに食べてしまうのが、美味しか残さずハッピーになれる。そして最後に野菜をのんびり食べれば、その水分で後味も綺麗さっぱりして爽やかに店を後にできる。

ちなみににんにくトッピングは初心者にオススメできない。にんにくは量はなくても胃に負担をかけ、予想以上に満腹感が早くきてしまう。

にんにくに挑戦したい人間は、まず生のにんにくを毎日食べてなれることから始めよう。私も一人暮らしの時に一週間それをやって、見事に克服できた。

 

以上が私の二郎論である。男ならば一度は二郎に挑戦してほしい。脂ぎったのいらねえ!などとかっこつけたヒョロガリのゴミは人生損しているから、さっさと死ぬのがいいだろう。

終わり。