うひょーくんのブロマガ

つまりそういうこと

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「じゃあ今応募して」
真っ直ぐこちらを見つめて言ってくる。恥ずかしいからあんまり見ないでくれ。
「それはちょっとむりかな」
「どうして?」
「お前、横で見るだろ?俺の性癖がバレる」
ニヤニヤして誤魔化してはみたが、中身は痴漢、レイプ、ロリ、どれも見せられるものではない。
「どうせ、痴漢だとかレイプだとかJKだとかでしょ?」
体の中を冷たいものが駆け巡るのを感じながら、ヤケクソで惜しい!一つハズレ!と言おうとする自分を必死で抑え込むも、次に言う言葉が見つからず、一瞬、間があく。終わった。顔も不自然な表情になっているのがわかるから、歩美もわかってるだろう。もうどうにでもなれ。
「まぁな!レイプ大好きだからな!襲うぞ!」
「ひ弱すぎて襲われる前に倒せるから平気だけどね」
こんな汚い話をする乞食のしょうもない窮地を、曇りのない綺麗な笑顔とともに救ってくれたこいつはやっぱり女神だ。眩しすぎるのでとりあえずトイレに逃げ込んだ。