どうも、ぼくです。こんな朝早くに通勤時間に書いてます。
普段通りの仕事辛さにボーッとする日々、朝起きてリビングに移動すると、突然さくらももこ死去というニュースが目に入った。
最近はよく知っている人が死ぬ。秀樹や、歌丸や、桜塚やっくんやら…。ところが今までは誰が死のうが知ったことではなかった。
秀樹に対してはちびまる子ちゃんでやるのかなwなどと言ってみたり、歌丸にはついにネタがネタじゃなくなったなwと言ってみたり、桜塚やっくん最近見ないけど一発屋だったんだなwと言っていた。
ところが今回は違う。僕の笑いの師であるさくらももこ先生が亡くなったのである。
さくらももこの笑いにハマったのは小学生の時であった。フジテレビで日曜日やっていたちびまる子ちゃん。世の中のキッズと同じく、僕も毎週見ていた。
ある日、僕は風邪をひいて学校を休み、小児科に連れて行ってもらった。待っている間は退屈だったから、暇つぶしに本棚へ移動すると、最初に目に入ったのが漫画版「ちびまる子ちゃん」である。
そこで生放送で何度も出しているエピソードに出会う。
ある日、美化委員の前田さんが「放課後の掃除活動」をしようと言い出す。同じ係であったまる子はとばっちりを受けて一緒にクラス中に働きかけるという話だ。
当然はまじたちが猛反発、二人はクラス中の敵となってしまう。そんな有様をまる子が静観していると、前田さんが大泣きしてしまう。
その泣き顔がブサイクすぎて、まる子は笑いそうになるのだが、同じ美化委員だから笑えない。この板挟みにひたすら耐え続けるという話である。
この時から、僕の笑いはさくらももこ化してしまった。ああいうブラックな笑いの虜になってしまったのだ。
実際このブログの小ネタはさくらももこをリスペクトしているし、僕自身が人に怒られるとき笑ってしまうのもだいたいこのババアの漫画のせいである。
思えば、ピース又吉の「火花」の笑いも完全にさくらももこ節だし、あのおばさんの性格の悪い笑いの伝染は恐ろしいものである。平成のインキャキッズの何人がこのババアの漫画を読んで捻くれてしまったかと思うと背筋が凍る思いだ。
あぁ彼女の死に際はどうだったのだろうか?友蔵が死んだ時みたいに孫に馬鹿にされながら死んでいったのだろうか?
願わくば、僕はそういう死に方をしていて欲しい。不謹慎だが、これこそが僕のおばさんへのリスペクトである。最後は身をもって捻くれた笑いを体現していて欲しい、綺麗な感傷に浸って悲しむキッズなどいては困る。
平成最後の夏に思わぬ喜劇が起こった。
終わり。